日本代购-※法律により20歳未満の酒類の購入や飲酒は禁止されております。年齢確認が必要になります。 ・名称:シャトー ムートン ロートシルト 1999 ・内容量:750ml ・アルコール度数:12.5度 ・品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(78%)、メルロー(18%)、カベルネ・フラン(4%) ・タイプ:赤 ・保存方法:ワインセーラー パーカーポイント: 92点 予想される飲み頃:2017 - 2030 Tasted blind as a vintage comparison at the Valandraud vertical, the 1999 Mouton-Rothschild is a "useful," perhaps over-looked vintage from the First Growth estate. It has a clean and precise bouquet - you could almost describe this as dainty, which I mean in a positive sense. The fruit is beautifully delineated, almost pastille-like with subtle floral scents emerging with time. The palate is fresh on the entry with supple red berries pierced by a fine line of acidity. No, it is not complex and it has lost a little substance in recent years, yet it is well balanced with sufficient depth and body on the tobacco and cedar-tinged finish. If you can put its status aside, it boils down to nothing more than a well-made, easygoing and refined Pauillac to drink now and over the next decade. Tasted December 2016. (229, The Wine Advocate 1st Mar 2017) もともとはシャトー・ブラン・ムートンという名で知られていましたが、1853年、シャトーを購入したナタニエル・ド・ロチルドにより、シャトー・ムートン・ロートシルトと改名されました。 収穫と瓶詰めをともに自ら行ったシャトーは、シャトー・ムートン・ロートシルトが初になります。 その後1922年、バロン・フィリップ・ロートシルトがこのシャトーの魅力・美しさに生涯の全てを注ぐことを決意し、シャトーを購入して引き継ぎました。1924年には、従来の慣習を改め、瓶詰めから貯蔵までの全ての工程を自らシャトーで行なうことで、ワインの質をシャトー所有者の彼自身が完全にコントロールすることを可能にしました。 シャトー・ムートン・ロートシルトは、1855年以来のメドック格付の歴史上で唯一、1973年に二級から一級に昇格しています。シャトーの地位を押し上げた功労者フィリップ・ロートシルトの言葉「余は一級であり、かつては二級であった、ムートンは不変なり」はあまりにも有名です。 シャトー・ムートン・ロスチャイルドは、ボルドー市北西、岬状にのびるメドックの淵に、90ヘクタールのブドウ畑を所有しています。メドック、in medio aquae、水に囲まれた土地。その名が示すとおり、東にはジロンド河口、西には大西洋。メドックのブドウ畑の歴史はローマ帝国の時代にまで遡り、現在はおよそ1万6500ヘクタールの作付面積を誇ります。全長80キロメートル、幅5~10キロメートルの細長い帯状の土地にブドウ畑は広がり、傍を流れる河により、土壌下層部からの灌漑効果および寒暖差の調整効果が得られています。この地方はランドの松林北端に接して広がり、海洋性気候特有の温暖さを良好なバランスで享受することが出来ています。 「礫」で形成された土地。河原石や小石は、砂あるいは一部粘土と混じり合って太陽熱を吸収します。農業には適さないと言われる痩せたメドックのこの土壌は、ゆいいつ、世界的最上質ワインを生み出すためにあるのです。泥灰土石灰質の基盤上に、貧弱な礫の層が数メートルの深さにまで積もっています。エレガントで力強く、タンニン豊かな長期熟成向きの赤ワインに仕上がります。 他のワイン銘醸地同様に、地理的条件とミクロクリマ(微気候)の偶然の出会いによって、メドックでは、自然の恵みによる、実に多様な品質のワインが生産されています。一部は、メドック、オー・メドック、あるいはボルドーという地域名アペラシオンでの生産。一流ワイナリーの多くは、より名声の高い村名アペラシオンにブドウ畑を所有しています。マルゴー、サン・ジュリアン、サンテステフなどです。 村名アペラシオンの中でも、特に威光を放っているのがポイヤックです。ブドウ品種カベルネ・ソーヴィニヨンが輝く地。この品種は19世紀初頭にこの地方に導入されています。ポイヤックのアペラシオンは現在、1200ヘクタールの畑を含み、「メドックおよびグラーヴの格付第一級」全5軒のうち3軒はここポイヤックに位置しています。ラフィット、ラトゥール、そしてムートンです。1855年格付には、メドックのワイナリー60軒が登録されていますが、上記の誉れ高き3シャトーに加えて、その他15軒の格付シャトーがポイヤックにおいてワイン生産を行なっています。 ムートン・ロートシルトの試みによるラベルアートは、1945年に、フランス開放の祝賀として勝利=Victoryの頭文字Vをムートンのラベルに付けることを考案しました。以来、ヴィンテージ毎にシャガール、ピカソ、バルチェスなどの著名な画家がムートンのボトルを飾っています。 現在、愛娘バロンヌ・フィリピーヌ・ロートシルトによって、彼の意思は受け継がれています。 1999年のボルドーは、20世紀末に続いた早生のヴィンテージのひとつで、半開花期と半色付き期はかなり早めであり、その結果収穫も過去30年間の記録を上回る早い収穫となりました。 ボルドー大学の醸造学部が管理している区画での半開花期は、赤ワイン用品種が5月31日であり、1989年の半開花期の5月29日に近く、また、6月初旬の天候不良にもかかわらず、開花は早く均一に起こり、成育サイクルは6月末まで順調に進み、半色付き期は8月4日(1989年)と同じでした。 この段階でブドウの健康状態は申し分なく、8月の好天のおかげで、ボトリティス菌による腐敗のリスクは避けられ、8月末にはブドウの実はかなり大きくなり、糖度と酸度は1989年と同程度、また、成分中のアントシアンは1998年の価に近くなり、全般に1999年は平均より暑く、雨量も多い年で1989年と同様の気候でした。 赤ワインは、今年は例年に比べて特に、畑での手入れ(摘房、摘葉、収穫時の選別)の善し悪しが、ヴィンテージの成功に影響を及ぼし、これらの作業を念入りに行った生産者たちは既に素晴らしい成果をあげ、1999年のワインの最終的な品質を決めるのにブレンドが果たす役割は大きいものです。 僅かにオレンジを帯びたガーネットの比較的深みのある色あい、驚くほど豊かで、多種多様な熟した果実(ブラックカラント、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、砂糖漬け)の香りに、なめし革や腐葉土、モカやタバコ、葉巻入れの香りがすべて入り混じった複雑性に富んだ香りに満ちています。 丸みと豊かな表情の両方を備えもち、タンニンはしなやかでシルクのように滑らかで、口中にエレガントなオーク風味と心地のよい新鮮味、僅かにミントの風味をともなうキャラメルやヴァニラの風味が広がります。 ムートン雄羊とロートシルトの矢のそのアールデコ調の1999ラベルは、他の格付けのボルドーのシャトーのより落ち着いたラベルとは対照的でシャープなコントラストのなかで、カラフルで楽天的。 ウインクし、後ろ足を高く蹴り上げている雄羊のムートン・トーテムは、世紀の終わり(去り行く1999年)を朗らかに見送り、ワインを飲み、その喜びを新世紀(2000年)に誘っています。オールド ヴィンテージ ワインについて ワイン(シャンパーニュ)の熟成過程によって液面の低下及びエチケットやネックフィルム、コルクなどの経年劣化があります。 ワイン(シャンパーニュ)は生き物ですので、同じヴィンテージでも同じ味わい/風味が保証されるものではありません。お客様の趣向により味わいが劣化に感じられることもあります。 当社の商品の状態を写真で十分にご確認のうえ、ご購入いただきますようお願いします。 以上のことを踏まえて、当社の商品はお届け後、返品及び交換などが承ることができませんので、ご理解のほど、よろしくお願いします。