日本代购-ブリュット・ナチュールの第一人者ドラピエが手掛ける、ウルヴィルで最も偉大な畑、グラン・サンドレ! 「マルセル・ラピエール」「フィリップ・パカレ」「Ch.ル・ピュイ」そして「ジャック・セロス」も愛飲するシャンパーニュ。南部コート・デ・バールでピノ・ノワールを主体に栽培。ブリュット・ナチュールの第一人者としても知られています。 シャンパーニュの南端、オーヴ県ウルヴィル村。12世紀にシルタシアン派の僧侶によって築かれた地下セラーは現在も使われており、当時からこの地でワイン造りが行われていた事を示しています(ドン・ペリニヨンより古い)。1808年より、この地でシャンパン造りを始めたドラピエは現当主「ミッシェル」で8代目。他の大手メゾンとは異なり、常に家族経営を続けています。 「グラン・サンドレ」は、ウルヴィル村のピノ・ノワールを中心にクラマン、モンターニュ・ド・ランスのシャルドネを使用。ジュラシック期キンメリジャン土壌のピノ・ノワールは熟度が高い上に、ミネラル分も多く含んでいる。 「グラン・サンドレ」の区画は樹齢が高く、真南を向いているので特に品質の高いピノ・ノワールが収穫される。35%は樽熟成。9年間シュール・リーで瓶内熟成。20 年間大樽で熟成させたリキュールを 4.5g/L 添加。ノン・フィルター。 Champagne Drappier Grande Sendree ドラピエ グラン・サンドレ 生産地:フランス シャンパーニュ 原産地呼称:AOC. CHAMPAGNE ぶどう品種:ピノ・ノワール 55%、シャルドネ 45% アルコール度数:12.0% 味わい:シャンパン スパークリングワイン 白 辛口 ワインアドヴォケイト:95 ポイント RP 95 Reviewed by: Yohan Castaing Drink Date:2023 - 2040 In 2012, severe weather conditions posed significant challenges for the Drappier family; hail impacted almost 70% of their village, and frost hit 20% of the La Grande Sendrée plot. This resulted in a limited yield of the 2012 Brut Grande Sendrée, which has a delicate, deep bouquet with aromas of pear, peach, orchard fruit, baked bread and spices. Medium to full-bodied, dense and concentrated, it’s a layered and structured, tension-filled but ethereal Champagne with racy acidity. Although already thoroughly enjoyable, it should age well over the next 10 years. This is a blend of 55% Pinot Noir and 45% Chardonnay, disgorged with 4.9 grams per liter dosage. Published: Nov 17, 2023 VINOUS:94 ポイント 94pts Drinking Window: 2023 - 2035 Antonio Galloni, October 2023 The 2012 Extra Brut Grande Sendrée is a blend of 55% Pinot Noir and 45% Chardonnay from a single vineyard in Urville which had been covered in ashes following a fire in 1836. Creaminess and oven-warm Viennoiserie combine on the attractive nose of this golden wine. More air reveals a note of blossom honey. The palate is full of 2012's dramatic vigor, full of freshness but showing off sunshine with honeyed impressions and lovely concentration. Depth of flavor and fruit define the palate while freshness frames it all and gives sleek contour. Zesty length and a sense of grilled hazelnut lasts and echoes. Dosage is 4.5gr/L. Disgorged: December, 2022. - Anne Krebiehl MW ■グランド・サンドレの区画■Champagne DRAPPIER / シャンパーニュ・ドラピエ 南部のオーブ県ウルヴィルにあるドラピエ家は、約700年前にブルゴーニュのシトー派修道層によって伝えたと言われるピノ・ノワールを主体に栽培する。先述のようにドラピエが所有する畑の土壌は基本的に石灰石土壌でピノ・ノワールには最適な地質であり、1803年それにいち早く着目したドラピエ家先祖はより優れた畑を手に入れてきた。 現在作付面積およそ100ha(相続の過程で現在法的にドラピエ家所有畑は53ha)、そのどれもが日照条件、水はけ地層の深さなどにおいて最良の畑である。いつしかドラピエ家はシャンパーニュにおける「ピノ・ノワールの父」と呼ばれるほどになった。シャルドネが高い酸度とミネラル分をワインに与えるのに対して、熟した果実感と柔らか味を与えるピノ・ノワールは、ふくよかな酒質の味わい深いシャンパーニュとなる。その品質はロバート・パーカーJr.の「バイヤーズ・ガイド」で★★★★(Excellent)と評され、フランス国内、特にレストラン関係者からも絶大な人気を誇る。 さらにドラピエを語る上でもう一つ特筆すべきはドサージュの少なさだ。いわゆる「門出のリキュール」と呼ばれるシャンパーニュの味わいに大きな影響を与える作業。各メゾンが最も気を使う工程の一つである。BurtやDemi-Secなどの甘辛度の表示法に基づく容量はその分類ごとにある程度の幅があるがドラピエはどの銘柄においてもドサージュの量は少ない。たとえばブリュットの分類では15g/lまで許されているがカルト・ドール・ブリュットのドサージュの量は10g/l。これはぶどうの品質に対する絶対の自信を伺わせるものだろう。しかも使われるのは25年間樽熟成された、まろやかなリキュール(使用は一部キュヴェを除く)。樽熟成することでコクが生まれ、黒ぶどうであるピノ・ノワールに良く馴染むのだという。確かに柔らかくまとまりのある立体的な味わいはこのドサージュによるところも大きいだろう。 決して派手さはないが確かな個性と安心感を印象付ける彼らのシャンパーニュは、まさにドラピエ家の歴史を映し出している。作りを始めてすでに200年以上の時が経った。代々築いてきた現在の地位は一つ一つの誠実な仕事の積み重ねと強い意志の賜物。それは現当主のミシェル・ドラピエから次の世代、そしてその次へと変ることなく脈々と受け継がれていくに違いない。