日本代购-「領主のブドウ畑」という意味の1級畑ドミノード。 最も古い樹齢はなんと120年近くという超ウルトラ・ヴィエーユ・ヴィーニュ! ブリュノ・クレール氏の祖父ジョセフ・クレール氏がマルサネに立ち上げた、ドメーヌ・クレール・ダユの情熱を引き継ぐワイナリー。現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模を持つ。28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、手薄になるものだが、どのアペラシオンも完璧に仕上げられている。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。 アペラシオンの上下を問わずどの銘柄もハズレがなく安心して愉しめると同時に、その風味と味わいにはハッとさせてくれる驚きも秘められているワインを生む、ブリュノ・クレール。ブルゴーニュのマイナーなテロワールのポテンシャルの高さを実感したい向きにはぜひともお勧めしたいドメーヌです。 「サヴィニ・レ・ボーヌ 1er ラ・ドミノード」は、「領主のブドウ畑」という意味の1級畑。このアペラシオンでは別格扱いされるブリュノ・クレールの看板ワインです。サヴィニーで最も超熟ワインのひとつ、最も古い樹齢はなんと120年近くという超ウルトラ・ヴィエーユ・ヴィーニュ! 樹齢が大変高く、最も古い木は100年以上(1902年に植樹)という超古木。毎年50-80本の木を植え替えている。複雑味に富み、多くの要素を含む。果実、タンニン、酸も圧倒的な濃縮味でかつ、成熟味が強い。 植え替えられた若木(樹齢35年)は、「サヴィニ・レ・ボーヌ 1er レ・ジャロン」として、別リリースされるようになりました。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、使用酵母:自生酵母、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:シングル・ギュイヨ、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ DOMAINE BRUNO CLAIR SAVIGNY LES BEAUNE 1ER CRU LA DOMINODE ドメーヌ・ブリュノ・クレール サヴィニ・レ・ボーヌ 1er ラ・ドミノード 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ サヴィニー・レ・ボーヌ 原産地呼称:AOC. SAVIGNY LES BEAUNE ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ Jasper Morris:93-95 ポイント ★★★★★ Star rating:5 100pt score: 93-95 2022, Savigny-les-Beaune La Dominode 1er Cru, Domaine Bruno Clair Tasted from a 600 litre barrel. Planted 1902. A beautiful ruby purple. The bouquet is exquisite with a perfumed deep red fruit to rival the best of the Cote de Nuits. Complete on so many levels, not just depth of fruit but the structure of the tannins and a little dark pepper too at the finish. Grand Vin. Drink from 2028-2036. Tasted Nov 2023. ワインアドヴォケイト:(92-94) ポイント The Wine Advocate RP (92-94) Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: N/A The 2022 Savigny-les-Beaune 1er Cru La Dominode was also still quite primary and unevolved when I tasted it from barrel, unwinding in the glass with notes of cherries, berries, licorice and sweet spices. Medium to full-bodied, layered and concentrated, with a chassis of sweet, powdery tannin, it's built for the cellar. As I wrote last year, I'd heard murmurings of a renaissance at Domaine Bruno Clair for some time, so I've now added this address to my annual itinerary along the Cote d'Or. Evolution has indeed been underway: Farming is now very close to organic across the 24-hectare estate; yields are being limited more strictly in the younger parcels; superior vine genetics are being t-budded onto existing plantings; cover crops are the order of the day, with the frequency of cultivation reduced; trees are being incorporated within all new plantings; and now, in the winery, whole clusters are being systematically retained in significant percentages, while the frequency of punching down has reduced. What are the results? The pure-fruited style of the domaine, which doesn't push ripeness or percentages of new oak, remains very much intact, but it's actualized with more intensity of flavor and more expressive fruit. Published: Jan 19, 2024 vinous:(92-94) ポイント (92-94) Drinking Window 2025 - 2040 From: Now, For My Latest Trick: Burgundy 2022 (Jan 2024) The 2022 Savigny-les-Beaune La Dominode 1er Cru was taken directly from demi-muids, though it is raised in regular barrels, too. The nose has wonderful delineation and purity: redcurrant and wild strawberry fruit, elegant and poised with judicious oak use. The palate is medium-bodied with fine structure and grip. The 20% whole bunches is less than others due to the natural pH, a wise decision as the finish maintains tension. A gem. - By Neal Martin on November 2023Bruno Clair / ブリュノ・クレール 今日、20haを超える大ドメーヌに発展し、伝統のマルサネ・ロゼは今も健在。 ブリュノ・クレールは苦労人である。マルサネの大ドメーヌ、クレール・ダユに生まれながら、その所有畑を十分に受け継ぐことが出来なかった。祖父でマルサネ・ロゼの生みの親、ジョゼフが死去し、その相続を巡って一族で争いが起こったからである。 79年に自分の名を冠するドメーヌを立ち上げてはいたが、その時の畑はマルサネとフィサン、それにサヴィニーのドミノードとモレ・サン・ドニのアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジー。このアン・ラ・リュー・ド・ヴェルジーはクロ・ド・タールの上にある標高300m以上の高地にあり、荒れ地となっていたのをブリュノが整備し、ブドウを植え付けたものだ。 85年、クレール・ダユのうち伯母が所有していた半分の土地はボーヌのネゴシアンに売られ、両親や兄弟の持ち畑を統合してドメーヌ・ブリュノ・クレールを強化。90年代に入ってさらに畑を増やし、現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模にまで発展している。 現在、当主のブリュノ、セラーマスターのフィリップ・ブランがドメーヌの舵とりをしているが、そこにブリュノの二人の息子エデュアールとアルチュール、長女のマルゴが参画。エデュアールは8年前から主に畑を担当、3年前から醸造に関わり、アルチュールは2年前からセラーと試飲を担当している。 畑では化学薬品は使用せず、オーガニック肥料(堆肥)を使用。 パーセル全体でビオロジック栽培を採用。手摘みで収穫されたブドウは部分的に除梗(0〜10%)していたが、ヴィンテージによって異なるものの、長男エデュアールが加わってから、ここ数年のヴィンテージでは徐々に全房を使用した醸造を行っている(約30%)。必要に応じて低温マセレーションを行い、自生酵母による自然発酵を待つ。樽熟成はクリマとヴィンテージにもよるが16〜22ヶ月。新樽率は20〜50%でグラン・クリュであっても100%ということはない。 ステンレンスタンクの中で1年間寝かされるマルサネ・ロゼの素晴らしさはいうまでもなく、ブルゴーニュ名物ジャンボン・ペルシエ(ハムとパセリのゼリー寄せ)とじつに相性がよい。また、昨今人気が急上昇しているマルサネの赤ワインでは、将来1級に認可される可能性のあるロンジュロワがとくに素晴らしくお値打ち。このクリマの一部には樹齢70年を超える樹が植えられている。 ドメーヌはジュヴレ・シャンベルタンにも数々のクリマを所有する。特級のクロ・ド・ベーズに加え、一級はクロ・デュ・フォントニ(モノポール)、プティット・シャペル、カズティエ、そしてクロ・サン・ジャックだ。ジュヴレ・シャンベルタンらしい力強く豊かな風味が特徴。若いうちからも楽しめるが、長期熟成のポテンシャルは大きい。 28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、どうしてもどこかが手薄になるものだが、ブリュノ・クレールの偉大さはどのアペラシオンも完璧に仕上げられていること。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。