日本代购-絶好の立地でできるブドウから造られる、ジュヴレ特有の力強く豊かな果実味を持つ1本! 1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者アンリ・マニャンは、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いていたために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子のシャルルが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を成し遂げました。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 「ジュヴレ・シャンベルタン 1er レ・シャンポー」は、ジュヴレ・シャンベルタン村の最北端に位置し、グラン・クリュ街道の上部斜面にあり、著名な一級畑カズティエやクロ・サン・ジャックなどと同じ標高に位置した絶好の立地。 レ・シャンポー内の0.25ha、石灰岩質土壌、平均樹齢35年のVVから作られるブドウを使用。カヴァン社製ジュピーユ、コンピエージュ、フォンテーヌブローの各森産の新樽50%、1~3回使用樽50%で12ヶ月間の熟成。 ■2023年ヴィンテージ情報■ 「2023年は、これまでで最も厳格な摘芽作業が行われました。1本のブドウの木につき、最大で6~8個の蕾ができました。ところが開花後は、1つの芽に2~3房の葡萄が実りました!収穫の2週間前、チームが休暇から戻ってきて、2回目のグリーンハーベストを行いました。 緑の房を切り落とし、今度は地面に残さず完全に除去しました。それでも50hl/haという収穫量がありました。こんなに多い収穫量は初めてです。その量では希釈され、テロワールの影響が薄まるため、良いワインは造れないということです。 9月9日から16日まで収穫作業を行いました。チームにとっては大変な作業でした。早朝から作業を開始し、気温も高かったため、午後2時半頃には気温が36℃に達するまで作業を中断していました。この気温で房を切ると、翌日から発酵が始まるため、低温浸軟が重要になります。私の人生の中で最も複雑な選果作業でした。乾燥した実や白カビのついた実はほとんどなく、健康な房もたくさんありましたが、生産量が多かったため、小さな葡萄の房だけを残すようにチームに指示しました。皆、私がクレイジーと思ったほどです! 分析結果から酒石酸の含有量が低いことが分かり、茎を使うのは良くないと感じたため、すべてのキュヴェを除梗しました。低温の方が抽出が容易でした。2023年の最高気温は25℃で、ピジャージュとルモンタージュは少なめでした。今年はアルコール度数が高く、新樽の使用も増えるのではないかと心配でしたが、樽の保存期間を延長しました。 2020年は新樽比率を同じに保つため、ワインの凝縮感を控えめにしました。樽の風味がより強く感じられるようにするためです。醸造過程において興味深いヴィンテージだったので、ワインに力を入れすぎないように注意しました。すべて11月に瓶詰めしました。」シャルル・マニャン DOMAINE HENRI MAGNIEN GEVREY CHAMBERTIN 1ER CRU LES CHAMPEAUX アンリ・マニャン ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ レ・シャンポー 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ 原産地呼称:AOC. GEVREY CHAMBERTIN ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ VINOUS:91+ ポイント 91+ pts Drinking Window 2027 - 2040 From: The Lord Giveth…Burgundy 2023 (Jan 2025) The 2023 Gevrey-Chambertin Les Champeaux 1er Cru, which now sees no new oak, has an open and quite generous bouquet, though it needs a little more focus. It is quite pure and floral in style. The palate is well balanced with plush red cherry, crushed strawberry fruit and fine tannins, becoming more compact toward the finish. It doesn't quite manage to achieve the fluidity of some of Magnien's best cuvées, but let's see how it shows with bottle age. - By Neal Martin on November 2024Henri Magnien / アンリ・マニャン 前世紀末から今世紀初頭にかけてのおよそ10年間、当時の”大”アメリカ市場の嗜好を主たる要因として、ブルゴーニュにおいても所謂有名な生産者を中心に、とりわけ濃厚なパワーワインが造られたことは醸造史に記録されるでしょう。そしてこのことは、その後のアメリカ市場の失速と、世界各国の良識あるワインラヴァーがよりナチュラルで上品なワインへと里帰りしたことによって、今日に至るまで生産者のカーヴに築かれた山のような在庫の記憶とともに、ブルゴーニュの未来たる次世代の醸造家たちにとって良い教訓となりました。中でもヴォーヌ・ロマネ村と並んで大きな反動を経験したジュヴレ・シャンベルタン村では、新しい世代の造り手たちがとりわけ熱心に、一丸となって、ピノノワールのあるべき姿を再探求する姿が見られます。 「超完璧主義者のドゥニが、格別に力強い深い色のジュヴレ=シャンベルタンを造っていたが、2006年に不時の他界。息子のアルノはもう少し優雅なものを求めている」(ヒュー・ジョンソン。「ドメーヌ・ドニ・モルテ」を評して)。父の後を継いだこの若きアルノー・モルテがそのリーダーで、彼を中心とした研究ネットワークから、品質を劇的に向上させた新世代が現れてきています。その最たる造り手がアンリ・マニャンです。1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者は、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いているために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子シャルル・マニャンが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を遂げました。 とても誠実な彼が畑仕事の合間を縫って一生懸命まとめてくれたレポートには、「結論」として次のように書かれています。「ピノ・ノワールという品種ならではの、繊細で薫り高いワインづくりを目指しています。それは気品があり絹のようになめらかなタンニンを伴う、まろやかでバランスの良いワインです。私たちは、ワインの自然な風味を”修正する”ことができると考えられている(技術や添加物等の)あらゆる干渉を制限します。あらゆる「アグレッシブなもの」は歓迎しません。ピノ・ノワールは、肩の力を抜いて自然な悦びをもたらしてくれるもの、また、美味しい料理を引き立てるものであると考えています」。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 2018年ヴィンテージより使用したNEWカーヴ! それまでは大樽発酵層を使っていましたが、ピッカピカのステンレスタンクと最新選定器を導入。 そして、アンリ・マニャンの凄さは、2回選定しているところです。 茎の除梗はよく言われますが、アンリ・マニャンでは、最大限のピノ・ノワールの美しさを表現するため、種まで取っています!ここまで徹底して選定しているところは非常に珍しいと思います。選りすぐりの葡萄は、最後にはタンクへと。(※下記の画像参照)